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住宅ローン・生活の知恵

変動金利が上がったら?住宅ローンで後悔しないためのリスク確認

低い金利で借りられても、将来の家計が安全とは限らない。変更時の金利・残債・毎月の維持費を整理します。

作成・最終確認:2026年10月25日|金額は仮定に基づく例。架空のケースは実在の体験談ではありません。

「今の金利」が35年間続くとは限らない

変動金利の住宅ローンでは、適用金利が見直される可能性があります。毎月の引落額だけを見ていると、金利上昇の影響や利息の増加を見落とすおそれがあります。固定・変動・固定期間選択型では金利リスクの負い方が違います。

家計に与える影響は「残債」と「残期間」で決まる

同じ年利の上昇でも、借入直後と30年返済後では残元本が違います。概算モデルでは、例えば「借入開始から5年後に金利が上がり、残り30年で返済し直す」と仮定して再計算します。ただし、金融機関の返済額変更ルールが適用される契約では、実際の引落額の変わり方は異なります。

架空ケース|実際の相談記録ではありません

田中さん、変動金利の低さだけで予算を組んだ

共働きの田中さん夫婦は、ローン返済と管理費を合算すると手取りの大半が住居費になる計画を立てました。育休で世帯収入が下がる時期と金利上昇の可能性を考慮していなかったため、購入前に一方の収入が減った場合でも数か月生活できる現金を確保する計画に変更しました。

教訓:返済額が家計の余剰を使い切るような計画は、金利と収入の双方の変化に弱い。計算条件を変えて、費用と生活費を具体的に検証します。

5年ルール・125%ルールを誤解しない

一部の変動金利型・元利均等返済商品には、毎月返済額の見直しを一定期間ごとに行う仕組みや、見直し時の増加額に上限を設ける仕組みがあります。しかしすべての金融機関・商品に共通ではありません。返済額に上限があっても、利息が発生しなくなるわけではありません。元金の減り方や契約終了時の取扱いは、金融機関の契約書面で確認してください。

金利だけでなく、これもストレステストしよう

  • 収入:残業代が減った、育休中、転職直後などの手取りを仮定する。
  • 維持費:修繕積立金の増額、給湯器などの設備更新を考慮する。
  • 住み替え:売却額が残債と売却費用を下回る場合の資金も確認する。
  • 教育費:子どもの進学時期など一時的な支出増を織り込む。

確認する順序

①金融機関から金利タイプ・見直し時期・返済額変更ルールを確認 → ②当初条件で月額・総利息を計算 → ③金利上昇と収入減のシナリオを入力 → ④現金預金や修繕積立の不足がないか確認、の順で進めましょう。

出典・制度の確認先

個別のローン契約・制度・費用は金融機関などで必ず確認してください。