住宅ローンの月額を決める4つの数字
月々の返済額は、借入元本・年利・返済期間・返済方式の4つで主に決まります。物件価格と借入額は同じではありません。物件価格5,000万円、頭金500万円なら借入元本は4,500万円。頭金とは別に諸費用が必要になることもあります。
元利均等と元金均等の違い
元利均等返済は金利が変わらない間の「元金+利息」の毎月返済を一定にする方式です。返済当初は利息部分が大きめですが、元本が減ると元本返済の割合が増えていきます。元金均等返済は毎月の元本返済額を一定にする方式で、当初の返済額が大きく、徐々に減るのが一般的です。このサイトのローン計算は元利均等のみです。
金利の差を「月額」と「総利息」で確認
金利が少し違うだけでも、35年など返済期間が長ければ支払う利息の差は大きくなります。変動金利の当初金利が低くても、将来の金利を保証するわけではありません。比較する際は「金利据え置き」「5年後に上昇」など複数の仮定を入力しましょう。
佐藤さん、広告の「月13万円台」だけを見て購入を決めかけた
佐藤さんは住宅ローンの返済額だけで家賃と比較していました。しかし、管理費と修繕積立金が月3万円、固定資産税等が年12万円なら、ローン返済13万円に対する実質的な月間予算は約17万円。火災保険や突発修繕も別です。
教訓:「ローン返済」と「住居費総額」は分けて見る。購入時の頭金と諸費用を払った後も、緊急予備資金が残るか確認します。
住宅購入で見落としがちな5つの費用
- 購入時:登記、仲介手数料、契約書関係、ローン手数料等。物件ごとに異なります。
- 入居時:引っ越し、家具・家電、カーテン、駐車場など。
- 保有中:固定資産税、都市計画税、火災・地震保険。
- マンション:管理費と修繕積立金。将来増額の可能性があります。
- 設備更新:給湯器、エアコン、配管、外壁など。戸建ても積立が必要です。
失敗しないための3つの手順
まず世帯の手取りから食費・教育費・車などを差し引き、住居費に使える額を整理します。次に希望する住宅ローンの返済額だけでなく、維持費込みの毎月負担を試算します。最後に、金利上昇や収入減少など悪い条件でも生活を維持できるか比較しましょう。
なお、住宅ローン控除の対象・条件や借入審査はこの計算では判定できません。制度・銀行・住宅性能によって異なるため、契約前に公式条件を確認してください。
よくある質問
Q. ローンの最長期間は何年?
金融機関や商品、年齢、住宅の条件によって異なります。35年を超える返済も存在しますが、返済期間が長いほど総利息の負担が増える場合があります。
Q. 繰上返済は必ずした方がいい?
利息を減らす可能性はありますが、繰上返済に使った現金は手元に残りません。生活防衛資金、手数料、控除制度なども含めて判断してください。
個別のローン契約・制度・費用は金融機関などで必ず確認してください。